新卒の就職活動に名刺は必要?メリットや使い方を紹介

新卒の就職活動に名刺は必要?メリットや使い方を紹介

学生でも名刺を持っていた方がいい?

最近では、学生でも名刺を持って就職活動をすることが多くなりました。学生にも名刺は必要なんでしょうか。JABROSSが2015年9月に、就職して1~2年目の社会人と企業の採用担当者計111名に「学生に名刺は必要ない?」 というアンケートを取った結果では、「必要ないと思う」が85.0%に上りました。

また、リクナビが2018年5月に、社会人1〜2年目の222人を対象に実施した「就活中、名刺は必要だと思いますか?」 という調査では、75.2%の人が必要ないと答えています。「個人情報は持っておきたくない」「履歴書やエントリーシートで十分」「身の丈に合っていない」との辛辣な意見が見受けられます。

学生のうちに名刺を持っておく必要はないという意見が多いようです。就活中に名刺がなくても特に困るわけではないみたいですね。では、就活生が名刺を持つメリットはないのでしょうか。

名刺を持っておくメリット

アンケートでは名刺は必要ないとの意見が多数でしたが、使い方さえ間違えなければ、名刺を持っておくことにもメリットはあります。

自己紹介を簡略化できる

名刺を持つ一番のメリットは自己紹介を簡略化できることです。名前、大学名、連絡先などの基本情報を名刺に記載しておけば、自己紹介は簡単で済みます。また、連絡先(電話番号やメールアドレス)を交換する際の書き間違いが起きにくいです。

印象に残る

アンケートの結果を見ると、半数を大幅に上回る先輩や人事担当者が名刺は不要と答えています。逆にいうと、名刺を持っている就活生はまだまだ少数派なので、差別化が図れると考えることもできます。

こちらから名刺を渡せば、相手の名刺をもらえることも多いでしょう。たとえばOB・OG訪問の際に相手の名刺がもらえれば、あとでお礼のメールを送っておくことで、距離が縮まり就職の相談などに乗ってもらえることもあるかもしれません。

他の就活生と交流できる

名刺を渡す相手は、何も企業の採用担当者とは限りません。むしろ採用担当者の方が名刺を必要としていない傾向があります。採用担当者は何百人もの就活生と会うためです。

それよりも、会社説明会や就職セミナーなどで出会った、同じ業界を目指す就活生と名刺交換をしてみてはどうでしょうか。お互い刺激になったり、情報交換しあえたりすることができます。就職活動はときに孤独です。仲間がいるということはきっと心強いはずです。

名刺にSNSの情報を記載できる

FacebookやLinked inなどのSNSをうまく活用して、情報発信している学生もいるかもしれません。そのような場合、SNSアカウントを名刺に記載するのもいいでしょう。相手が自分に興味を持ってくれたら、SNSのプロフィールや投稿を見てくれるかもしれません。

SNSのアカウントを名刺に載せる場合、名刺を受け取った側にとってアピールになる投稿は問題ありません。しかし、知られたくない情報を知られてしまう危険性もありますので、SNSを開示する場合は、投稿内容には十分注意しましょう。

名刺の効果的な使い方

会社説明会・就職セミナー

会社説明会や就職セミナーでは、同じ就活生同士で名刺交換をするといいでしょう。同じ業界を目指す就活生同士のネットワークを作っておけば、有益な情報を得やすくなります。逆に、企業の採用担当者へ渡すのはあまり意味がないかもしれません。

エントリーシートがありますし、企業側も採用窓口を掲載した資料は用意しているでしょう。採用担当者も処分に困る可能性があります。どうしても採用担当者へ名刺を渡したい場合は、場の空気やタイミングに十分注意して渡すようにしましょう。

OB・OG訪問

OB・OG訪問の際に、先輩へ名刺を渡すのは相手にも好印象を与えられるかと思います。OB・OGは、採用担当者ほど多くの就活生を相手にするわけではないので、こういった場面で名刺を渡して印象を残すのは効果的でしょう。

先輩社員からしても、後輩から名刺をもらって悪い印象は受けることはないはずです。また、先輩社員からも名刺をもらえる可能性も高いです。先輩社員とコネクションを作っておけば、採用のためのコツなどを教えてもらえることもあります。

インターンシップ

採用担当者に名刺を渡すとすれば、インターンシップのタイミングが一番いいのではないでしょうか。インターンシップともなると、受け入れる就活生もかなり絞られるはずです。その中で、数ある内の一人に埋もれないために、名刺で印象を残しておくのは効果的です。

「名刺交換をさせていただきたいのですがよろしいでしょうか」と許可を得た上で名刺交換を行えばよいでしょう。相手の名刺をもらえれば、インターンシップ終了後にはお礼のメールを送ることもできます。

名刺のデザインはどうすればいい?

名刺のデザインはシンプルにして、記載する情報は必要最低限に留めておきましょう。目立とうとするあまり派手な名刺を作ったり、必要のない個人情報を盛り込んだりすることは控えた方が無難です。下記の内容が記載されていれば十分です。SNSアカウントはアピールになるのであれば載せてもいいかもしれません。

  • 大学名
  • 学部学科名
  • 氏名
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • SNSアカウント(必要があれば)

名刺を作成するには、以下の方法があります。

インターネットで注文

インターネットで名刺を作るサービスが手軽ではないでしょうか。デザインも豊富で金額は100枚で1,000〜2,000円程度です。もっともオーソドックスな方法でしょう。

自作

インターネット上にある名刺のテンプレートを使って、自分でデザインして印刷する方法もあります。自分で作る場合は、手間はかかりますが費用を安く抑えられます。注意点として、紙質が安っぽいものにならないよう気をつけましょう。

大学生協で注文

大学生協で注文を受け付けている場合もあるようです。生協の場合はインターネットより若干高いようです。デザインはインターネットほど豊富ではありませんが、大学の校章を名刺に印刷できるようにしているところもあります。出身大学をアピールするにはいいかもしれません。

まとめ

先輩や採用担当者の意見では、就活生に名刺は必要ないという意見が多くみられるようでした。もしかすると、今後、就職活動のオンライン化が進むことで、ますます名刺は不要になるかもしれません。しかし、現状は一概に名刺が不要だとも言い切れません。

使うシチュエーションを考えて、最低限のマナーさえ抑えておけば、名刺は相手に自分を印象づける効果的な方法だといえます。他の就活生との差別化を図るなら、名刺を作るのも一つの方法でしょう。